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ヨモギ ( Japanese )

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この項目に含まれる文字は、オペレーティングシステムブラウザなどの環境により表示が異なります。 ヨモギ Artemisia princeps 2.JPG
ヨモギ
分類 階級なし : 被子植物 Angiosperms 階級なし : 真正双子葉類 Eudicots 階級なし : キク類 Asterids : キク目 Asterales : キク科 Asteraceae 亜科 : キク亜科 Asteroideae : ヨモギ属 Artemisia : A. indica 変種 : ヨモギ var. maximowiczii 学名 Artemisia indica Willd.
var. maximowiczii (Nakai) H.Hara シノニム

Artemisia princeps Pamp.

和名 ヨモギ 英名 mugwort

ヨモギ(蓬、学名Artemisia indica var. maximowiczii[1][2])は、キク科多年草。 別名モチグサ(餅草)[3]、エモギ、サシモグサ、サセモグサ、サセモ、タレハグサ、モグサ、ヤキクサ、ヤイグサ[4]。 英語ではJapanese mugwortとも呼ばれるが英語のmugwortとは異なることがある。

特徴[編集]

繁殖力が強く、日本全国いたるところに自生し、[3]地下茎はやや横に這い、集団を作る。は立ち上がり、やや木質化する。は大きく裂け、裏面には白いを密生する。からにかけ、茎を高く伸ばし、目立たない花を咲かせる。

セイタカアワダチソウと同様に地下茎などから他の植物の発芽を抑制する物質を分泌する。この現象をアレロパシー(他感作用、allelopathy)と言う。

利用[編集]

特有の香りがあり、につんだ新芽を茹で、おひたしや汁物の具、また草餅蓬餅)にして食べる。また、天ぷらにして食べることもできる。香りの主成分はシネオールツヨンβ-カリオフィレンボルネオールカンファー、脂肪油のパルミチン酸オレイン酸リノール酸ビタミンAビタミンB1ビタミンB2などである。

に使うもぐさ)は、葉を乾燥させ、裏側の綿毛を採取したものである。葉は、艾葉(がいよう)という生薬止血作用がある(なお、艾、艾葉には、ヨモギの他にヤマヨモギ(学名A. montana)も使われる)。

若い芽や、育ち始めた若い株は、干しておいたのちに煎じて飲むと、健胃、腹痛下痢貧血冷え性などに効果がある。また、もう少し育ったものは、これも干しておき、風呂に入れると良い。腰痛を始め、に効果がある。また、アイヌの人々は風邪肺炎の際に、ヨモギを煮る際の蒸気を吸引させて治した。[5]

南西諸島にはニシヨモギ A. indica Willd. var. orientalis (Pamp.) Haraが自生し、沖縄方言では「フーチバー」と呼ばれる。これは沖縄料理沖縄そばの具やヤギ肉の臭み消しとして用いられる。この語は長崎弁や博多弁など九州方言に見られる「フツ」、「フツッパ(フツの葉の意)」と同根であると考えられる。雑炊に入れた「ふーちばーじゅーしー」も著名な調理法である。

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若葉
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ヨモギの花

道路工事にヨモギを使用する例としては、山や斜面を切り崩して道路を作った際に、雨水などで法面(のりめん)の表土が流出しないように成長の早い低木のアカシア(一般に見られるアカシアおよび、ハチミツのアカシアはニセアカシアのこと)や、草の種などを混ぜた土を吹きつける。ヨモギは成長が早く、多年草であるため、地上部が枯れても残った株が生きており、土壌の固定に適している。ただ、ヨモギの花粉はブタクサと同様に秋の花粉症のアレルゲンでもあり、人工的に多用するには問題点もある。

中国地方の口伝では本願寺門徒の間で蓬(ヨモギ)の根に尿をかけたものを一定の温度で保存することにより、ヨモギ特有の根球細菌のはたらきで硝酸が生成されることを発見したという。馬の尿とヨモギでそれは量産(当時にしては)された。これらは当時の軍事機密であったので厳重に守秘されて一般に広まることはなかったが、本願寺派に供給された火薬の主体であったようである。信長が驚いた本願寺の鉄砲の数は、実は弾薬の量に支配されるものであり、安価な硝酸がそれを支えたのである。

脚注[編集]

  1. ^ 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  2. ^ Flora of Japan Database(日本植物誌データベース)[リンク切れ]
  3. ^ a b 岩槻秀明 『街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本』 秀和システムISBN 4-7980-1485-0。 p.470
  4. ^ 植物名の由来 中村浩著 P98
  5. ^ 『アイヌと自然シリーズ■第4集 アイヌと植物』 財団法人アイヌ民族博物館関連項目[編集]  src= ウィキメディア・コモンズには、ヨモギに関連するメディアがあります。

    外部リンク[編集]

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ヨモギ: Brief Summary ( Japanese )

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ヨモギ(蓬、学名:Artemisia indica var. maximowiczii)は、キク科多年草。 別名モチグサ(餅草)、エモギ、サシモグサ、サセモグサ、サセモ、タレハグサ、モグサ、ヤキクサ、ヤイグサ。 英語ではJapanese mugwortとも呼ばれるが英語のmugwortとは異なることがある。

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