この記事には
参考文献や
外部リンクの一覧が含まれていますが、
脚注によって参照されておらず、情報源が不明瞭です。脚注を導入して、記事の
信頼性向上にご協力ください。
(2018年6月)
シュウダ
分類 界 :
動物界 Animalia 門 :
脊索動物門 Chordata 亜門 :
脊椎動物亜門 Vertebrata 綱 :
爬虫綱 Reptilia 目 :
有鱗目 Squamata 亜目 :
ヘビ亜目 Serpentes 科 :
ナミヘビ科 Colubridae 属 :
ナメラ属 Elaphe 種 :
シュウダ E. carinata 学名 Elaphe carinata (
Günther,
1864)
和名 シュウダ 英名
Keeled rat snake シュウダ(臭蛇、学名:Elaphe carinata)は、ナミヘビ科ナメラ属に分類されるヘビ。
-
E. c. carinata チュウゴクシュウダ
-
E. c. yonaguniensis ヨナグニシュウダ
全長は120-250cm。オスよりもメスのほうが大きくなる。
瞳孔は縦に長い楕円形。鱗には筋状の盛り上がり(キール)が入る。種小名carinataは「脊梁のある」の意で、このキールに由来すると思われ英名と同義。
幼蛇は体色が淡褐色で、黒い4本の縦縞と上半身に黒い横縞が入る。
日本に生息するアオダイショウと同属で、アオダイショウも悪臭を放つことがあることから、本種とアオダイショウは非常に縁の近い、おそらくごく最近になって同じ祖先から分化したヘビではないかと推察される。
-
E. c. carinata チュウゴクシュウダ
- 全長120-250cm。体色は暗褐色で、上半身に黄色や白の斑点が入る。
-
E. c. yonaguniensis ヨナグニシュウダ
- 全長130-200cm。体色は淡褐色で、斜めに列になった胴体の鱗の数(体列鱗数)は25枚。成蛇でも下半身に縦縞が残る。
-
Elaphe carinata carinata (Günther, 1864) チュウゴクシュウダ
-
Elaphe carinata yonaguniensis Takara, 1962 ヨナグニシュウダ
平地から低山地の森林、草原、水辺、農耕地に住む。地上でも樹上でも活動し、人家付近にも出没する。危険を感じると噴気音や体を膨らませての威嚇のほか、総排泄孔から悪臭のする分泌物を出し、これが和名のシュウダ(臭蛇)の由来となっている。チュウゴクシュウダ、ヨナグニシュウダは総じて荒い性格をしている。
食性は動物食で、ネズミ、小鳥、トカゲ、カエルなど、魚類以外の小型脊椎動物すべてが対象になる。
繁殖形態は卵生で、基亜種は7月に産卵する。
参考文献[編集]
- 『爬虫類・両生類800図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、107、324頁。
- 『小学館の図鑑NEO 両生類はちゅう類』、小学館、2004年、121頁。
- 山田和久 『爬虫・両生類ビジュアルガイド ヘビ』、誠文堂新光社、2005年、84頁。
関連項目[編集]
ウィキメディア・コモンズには、
シュウダに関連するカテゴリがあります。
ウィキスピーシーズに
シュウダに関する情報があります。