メランチウム科(またはシュロソウ科、Melanthiaceae)は単子葉植物ユリ目の中の分類群で、従来の分類(新エングラー体系、クロンキスト体系等)ではユリ科に含められることが多かった。APG植物分類体系では16属170種[4]ほどの草本からなる。主として北半球温帯に分布[4]。
アルカロイドを含む有毒な種が多い。
このうちの4属(Daiswa、キヌガサソウ属、ツクバネソウ属、エンレイソウ属)は、幅広い葉が輪生し、その先に花が単生し、内花被(花冠)と外花被(萼)の区別がある(内花被のない種もある)という、ユリ科にしては特異な形態を持つ。このため、ユリ科を細分するダールグレン体系などの分類では、これらをメランチウム科(現在は別系統とされるオゼソウ属、チシマゼキショウ属、ソクシンラン属、キンコウカ属などもここに含めていた)とは別にエンレイソウ科 (Trilliaceae) として分けていた。またDaiswa、キヌガサソウ属はツクバネソウ属に含めることが多い。
シライトソウ
Chionographis japonica
ショウジョウバカマ
Heloniopsis orientalis
キヌガサソウ
Paris japonica
ツクバネソウ
Paris tetraphylla
エンレイソウ
Trillium smallii
コバイケイソウ
Veratrum stamineum