プンティウスはコイ亜科に属する小型熱帯魚の総称。観賞魚としてラスボラに次いで多くの種類が親しまれている。代表種はスマトラ Puntigrus tetrazona で、ラスボラに比べると体高が高く、活発な種類が多い傾向がある。ただ、スマトラを始めとして性質が荒い種類が多く、同居相手によっては深刻な問題を引き起こす可能性もある。例えば、エンゼルフィッシュやグッピーのようなヒレの長い魚はヒレをつつかれて衰弱してしまうことから、それらの種類との同居はすすめられない。生息地が南米やアフリカなどの原産の魚よりも日本に近いため、輸送手段が未発達な時代でも比較的容易に輸入することができた。そのため、日本ではラスボラやグラミーなどの魚と並んで非常に古くから飼育されている熱帯魚の一つとして知られている。
かつてのプンティウス属 Puntius は数百種を含む非常に大きな属だったが、その単系統性に疑問が生じたことから、分子系統解析の結果に基いておよそ20程度の属に分割された。その多くがコイ亜科内の1族である Smiliogastrini に、一部は別族である Poropuntiini に含められている[1]。
学名はFishbaseによる。
プンティウスはコイ亜科に属する小型熱帯魚の総称。観賞魚としてラスボラに次いで多くの種類が親しまれている。代表種はスマトラ Puntigrus tetrazona で、ラスボラに比べると体高が高く、活発な種類が多い傾向がある。ただ、スマトラを始めとして性質が荒い種類が多く、同居相手によっては深刻な問題を引き起こす可能性もある。例えば、エンゼルフィッシュやグッピーのようなヒレの長い魚はヒレをつつかれて衰弱してしまうことから、それらの種類との同居はすすめられない。生息地が南米やアフリカなどの原産の魚よりも日本に近いため、輸送手段が未発達な時代でも比較的容易に輸入することができた。そのため、日本ではラスボラやグラミーなどの魚と並んで非常に古くから飼育されている熱帯魚の一つとして知られている。