モチノキ科 (Aquifoliaceae) は被子植物の科で、2属約600種の木本からなり、世界各地に分散して分布する。日本にはモチノキ属のみがあり23種ほどある。
葉は互生。花は両性または単性で、放射相称、花弁・がくは4-5枚。小形で目立たない花が集散花序をつくる。子房上位、果実は数個の核を含む核果で、赤いものが多いが、イヌツゲなどは黒く熟す。
樹皮は粘り気の強いゴム状の粘着質の物質を含んでおり、かつてはこれを精製することで天然の鳥黐の素材としていた。
モチノキ属(Ilex L.)の主な種は以下である[1]。
ナナミノキ
イヌツゲ
アマミヒイラギモチ
モチノキ
タラヨウ
ヒメモチ
アオハダ
ソヨゴ
クロガネモチ
ツルツゲ
ウメモドキ
アカミノイヌツゲ
セイヨウヒイラギ
ヤバネヒイラギモチ
イェルバ・マテ