サザンプラティフィッシュ(学名:Xiphophorus maculatus)は、メキシコ原産のカダヤシ目カダヤシ科に属する魚である。単にプラティ[3]、あるいはムーンフィッシュと呼ばれることもある[4]。
グッピーと同じく卵胎生で稚魚を産む。飼育、繁殖ともに容易な熱帯魚である。ヴァリアタスやソードテールとの品種改良の結果、多くの品種が作出された。性質はおとなしく、活発に泳ぐ。平均で全長5cm、大きいものでは8cm以上にもなる。平均で20日~25日で1回、仔を産む。1回に産む稚魚は平均で20匹だが、大型の個体では100匹産むこともある。また一度産むと、オスがいなくても1~3回産むことがある(一度交尾したオスの精子をためることが出来るからだ)。
産仔した後のメスは30センチ水槽などに隔離し、赤虫などをお腹いっぱいに与える、そうすることにより産仔後の腹のしぼみを解消する。 この産仔後のしぼみを解消せずにそのままにしておくと次回の産仔数が激減してしまう。1~2日は必ずお腹がはちきれそうなくらいに餌を与え、その後本水槽へと戻す。選択交配を行うとより良い個体が生まれる。
タイプとしては、ハイフィン、ピンテール、ライア-等が出回っている。ワイルド個体(ムーンプラティ)は入荷が非常に少なく、ショップではほとんど見かけることが出来ない。アルビノタイプも同様に、非常に希少である。
なお、複数の品種の特徴が複合した品種も存在する。主に青系、赤系、白(黒)系にわけることができる。