トネリコ属(梣属、学名:genus Fraxinus)は、北半球に分布するモクセイ科の双子葉植物。中型から大型になる木本で、亜熱帯に分布する常緑の数種を除けばほとんどが落葉樹である。
和名の中の「トネリコ」の名の由来については、狭義の「トネリコ(種)」にて詳しく解説する。
葉は羽状複葉で、まれに単葉。葉は対生し、まれに3つずつ輪生する。花は緑色から茶色で目立たない。果実は翼果である。
トネリコ属の植物は木材として頻繁に利用される。北欧神話の世界樹・ユグドラシルはセイヨウトネリコ(en)のこととされている。また、同神話では最初の人間の男性はトネリコの流木から創られたとされる。
トネリコ属に下位に分類される種は45から、説によっては65を数える。 表記は左から順に、学名、和名(または、英語名の仮名転写)、英語名、特記事項。ただし、名称が存在しない(あるいは、確認できない)場合は無記、もしくは未確認と記す。