アカソデボウシインコ(Amazona pretrei)は、オウム目インコ科に分類される鳥類。
全長32cm。[1]尾羽は短い。[1]全身は羽毛の外縁(羽縁)が暗色な緑色の羽毛で被われる。[1]顔や腿は赤い羽毛で被われる。[1]尾羽の色彩は緑色で、先端は黄緑色。[1]外側尾羽のうち外側から3枚までの羽軸の内側(内弁)基部には赤い斑紋が入る。[1]翼は緑色で、初列雨覆や赤い人間でいう手首(翼角)を被う翼の色彩は赤い。[1]風切羽先端は青紫色。[1]
虹彩はオレンジ色。[1]嘴の色彩は黄白色で、上嘴基部の色彩はオレンジがかる。[1]後肢の色彩は灰褐色。[1]
メスは初列雨覆や翼角の赤色部が淡赤色。[1]
主に標高300-1,000mにあるパラナマツからなる森林(北部個体群)や河畔林(南部個体群)に生息する。[1]季節によってはマキ科からなる森林へ移動する。[1]非繁殖期には30-50羽からなる群れを形成する。[1]
繁殖形態は卵生。9-翌1月に地表から平均6.5mの高さにある樹洞に、1回に2-4個の卵を産む。[1]飼育下での抱卵期間は26-27日。[1]雛は50日以上で巣立つ。[1]
開発による生息地の破壊、食用やペット用の乱獲などにより生息数は激減している。[1]以前はアルゼンチンやパラグアイ東部にも分布していたが、生息地が消失したためまれにしか確認されない。[1]1994年における生息数は10,000羽、1996年における生息数は12,600羽、1997年における生息数は13,600羽と推定されている。[1]