ダスキーティティ(Callicebus moloch)は、哺乳綱霊長目サキ科ティティ属(Plecturocebus属とする説もあり)に分類される霊長類。
南アメリカ中央部の熱帯林・川辺林に棲息。
長い毛で茶色が多く、色の濃淡がいろいろある。モコモコの体をしているウサギくらいの大きさであり、一夫一婦制をとるのが特徴である。シッポを絡ませ寄り添う姿がとても可愛らしい。
毛深い体に太い尾をもつが、尾に把握性はない。 ペア型の社会構造をもつ。 2頭のサルが尾をからみ合わせる行動がよくみられる。果実や葉、昆虫などを食べる。
模式産地はベレン周辺(パラー州)。
頭部から胴体にかけては淡黄色や灰色・暗褐色の体毛で被われる[6]。耳から顎にかけては赤い[6]。
C. prinus
C. lugens
C. nigrifrons
コインブラティティC. coimbrai
C. personatus
C. donacophilus
C. hoffmannsi
ハイイロティティC. cinerascens
C. miltoni
C. bernhardi
ダスキーティティ C. moloch
C. cupreus
ブラウンティティC. brunneus
C. caligatus
C. dubius
1990年にそれまでの本種の亜種を全て独立種に分割し[5]、ティティ属内ではブラウンティティC. brunneus・C. caligatus・ハイイロティティC. cinerascens・レッドティティC. cupreus・C. dubius・ホフマンティティC. hoffmannsi・マスクティティC. personatusらと共にmoloch groupを構成する説が提唱された[7]。1999年のコインブラティティC. coimbraiの新種記載にあたり主に上記の分類を踏襲しつつもマスクティティの亜種を独立種とする説が提唱され[5]、この分類では属内ではハイイロティティ・ブラウンティティ・ホフマンティティ(後に亜種を独立種とする説が提唱され細分化)らと共にmoloch groupを構成する説が提唱された[7]。2016年には核DNAとミトコンドリアDNAの分子系統推定から、Callicebus属に5種のみを残し多くの種(6種は新属Cheracebusに分割)を本種を模式種とした新属Plecturocebus属へ分割する説が提唱された[7]。
低地にある熱帯雨林に生息する[6]。ペアとその幼獣からなる群れを形成して生活する[6]。
森林伐採やダム・道路建設・鉱業での採掘などの生息地の破壊による影響が懸念されている[3]。1977年に霊長目単位でワシントン条約附属書IIに掲載されている[2]。
ダスキーティティ(Callicebus moloch)は、哺乳綱霊長目サキ科ティティ属(Plecturocebus属とする説もあり)に分類される霊長類。
南アメリカ中央部の熱帯林・川辺林に棲息。
長い毛で茶色が多く、色の濃淡がいろいろある。モコモコの体をしているウサギくらいの大きさであり、一夫一婦制をとるのが特徴である。シッポを絡ませ寄り添う姿がとても可愛らしい。
毛深い体に太い尾をもつが、尾に把握性はない。 ペア型の社会構造をもつ。 2頭のサルが尾をからみ合わせる行動がよくみられる。果実や葉、昆虫などを食べる。