Neottia kiusiana T. Hashim. & S. Hatus.

Neottia kiusiana là một loài thực vật có hoa trong họ Lan. Loài này được T.Hashim. & S.Hatus. mô tả khoa học đầu tiên năm 1991.^[1]

Chú thích

Liên kết ngoài

• Phương tiện liên quan tới Neottia kiusiana tại Wikimedia Commons
• Dữ liệu liên quan tới Neottia kiusiana tại Wikispecies
• Vườn thực vật hoàng gia Kew; Đại học Harvard; Australian Plant Name Index (biên tập). “Neottia kiusiana”. International Plant Names Index. Truy cập ngày 7 tháng 6 năm 2013.

ツクシサカネラン 分類 界 : 植物界 Plantae 門 : 被子植物門 Magnoliophyta 綱 : 単子葉植物綱 Liliopsida 目 : ラン目 Orchidales 科 : ラン科 Orchidaceae 属 : サカネラン属 Neofinetia 種 : ツクシサカネラン N. kiusiana 学名 Neottia kiusiana
Hashim. et Hatus. 和名 ツクシサカネラン

ツクシサカネラン（学名：Neottia kiusiana）は、ラン科に分類される多年草の一種。光合成能力を持たない菌従属栄養植物（腐生植物）である^[1]。

分布[編集]

大韓民国の済州島に生息する。かつては日本の本州と九州にも分布していた。

1991年5月に鹿児島県薩摩郡鶴田町（現在はさつま町の一部）で大原豊が採集した標本をもとに、橋本保と初島住彦が新種として発表した^[2]。しかしその後は見つからず、環境省は2012年に発表した第4次レッドリストで本種を絶滅種と評価した^[3]。過去に千葉県の清澄山で1958年に採集され、サカネランとして国立科学博物館に展示されていた標本と^[4]、1966年に愛知県東加茂郡旭町（現在は豊田市の一部）で採集されていた標本が^[5]、後になって本種と判明した。

韓国では2002年に済州島で見つかった個体をもとにNeottia hypocastanopticaが発表されたが、後に本種と判明した。^[6]

特徴[編集]

保全状況評価[編集]

日本国内では過去の採集地でも見つかっておらず、絶滅した可能性が高い。

絶滅（環境省レッドリスト）

2007年までの環境省レッドリストでは絶滅危惧IA類に指定されていたが、分布情報が報告されなかったため、2012年に絶滅と判断された^[3]。

脚注[編集]

1. ^ 遊川知久「ツクシサカネラン」、『ウォッチング日本の固有植物』（東海大学出版会、2014年）、15頁。
2. ^ 橋本保・初島住彦「サカネラン属の新種」、『筑波実験植物園研究報告』10号、1991年。
3. ^ ^{a b} 植物I(維管束植物)のレッドリスト新旧対照表 環境省 2012年
4. ^ 遊川知久「ツクシサカネラン」、『ウォッチング日本の固有植物』、15 - 16頁。
5. ^ 愛知県『レッドデータブックあいち2009』植物編80頁。
6. ^ 遊川知久「ツクシサカネラン」、『ウォッチング日本の固有植物』、16頁。

　

参考文献[編集]

• 愛知県『レッドデータブックあいち2009』（植物編）、2009年3月。
• 橋本保・初島住彦「サカネラン属の新種」、『筑波実験植物園研究報告』10号、1991年。
• 遊川知久「ツクシサカネラン」、岩科司・海老原淳・編『ウォッチング日本の固有植物』、東海大学出版会、2014年。

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