クシトカゲ属(-ぞく、Acanthosaura)は、爬虫綱有鱗目アガマ科に属する属。
インドネシア(スマトラ島)、カンボジア、タイ、中国(南部、海南島)、ベトナム、マレーシア(マレー半島)、ミャンマー、ラオス
全長20-30cm。体色は褐色だが、種によっては緑色の個体もいる。
後頭部から背面にかけて棘状の鱗(クレスト)があり櫛の様に見えることが属名の由来。属名Acanthosauraは「棘のあるトカゲ」の意。種によっては後頭部に1対の角状の突起がある。
比較的標高の高い森林に生息する。咽頭部に垂れ下がった袋状の皮膚(咽喉垂)を広げ威嚇や繁殖行動を行う。
繁殖形態は卵生。
ペット用として輸入されることがあり、日本にも輸入されている。主に野生個体が流通するが、繁殖個体が流通することもある。流通量は多くはないが、特にベニクシトカゲの流通は稀。