など本文参照
ベニアワツブタケ科(Nectriaceae)はフンタマカビ綱、ボタンタケ目に属する菌類の科。アカツブタケ科、ネクトリア科とも。
多くのものは有性世代で生じる子嚢殻が赤ないし紫の色調で、水酸化カリウムに浸すと褐変し乳酸に浸すと黄変する。
ベニアワツブタケ科はもともと有性世代に対して命名されたものである。タイプ属はNectria Fr. (1849)であるが、対応する無性世代としてTubercularia Tode (1790)がある。このTuberculariaをタイプとする科名として分生子座菌科 Tuberculariaceae Fr. (1825)が先名権を持つが、ベニアワツブタケ属・ベニアワツブタケ科ともに保存名とすべきだと提案されている。[1]
2014年末の時点で編纂されたOutline of Sordariomycetes[2]によると以下の属が含まれる。
20世紀前半にはニクザキン目をニクザキン科とアカツブタケ科の2科に分けていたが、20世紀後半になるとニクザキン科1科にまとめられることが多くなった。1999年に改めてニクザキン科を分子系統解析に基づいて3科に分割したうちの1つである。[3]
ベニアワツブタケ科(Nectriaceae)はフンタマカビ綱、ボタンタケ目に属する菌類の科。アカツブタケ科、ネクトリア科とも。